英語の発音が正しくできるようになると、様々なメリットがあります。
1.リスニング力がアップする
省略ルールを覚えるだけでもかなりリスニング力はアップしますが、sとthの違い、RとLの違いなどは発音を学んで初めてわかるようになります。日本語でも、「ぬま」と「なま」は似ていますが、私達はそれらが違うと認識できます。それはぬとなの音の違いを知っているからです。 きちんと発音を学ぶと、ネイティブが seat と言ったのか、sheetと言ったのか、考える間でもなくわかるようになります。
2.聞き返されなくなる
ネイティブに聞き返されないと言うのは、かなり心理的負担が軽くなります。おそらく発音を学ぶ上で大きく見て一番メリットのある部分はこれでしょう。単語を並べるだけのカタコトの英語であっても、単語が通じていれば意思疎通はできます。単語が通じないと大抵の場合は萎縮してしまって常に通じているかどうか心配するようになります。そうすると文末が尻上がりになりいつも疑問文のようになってしまう人が少なくありません。自分の英語が通じているという前提で話せるということは、英語に対して臆しない、という姿勢を保つためにも重要です。
3.相手に話を良く聞いてもらえる
正しい発音で話すと、相手は発音に惑わされずに安心してあなたの話に集中して聞くことができます。意外とショックなことですが、発音があまりにも標準からかけ離れていると聞き流しされてしまうことがあります。表向きは相槌を打っていても、実際には内容を理解していないかもしれません。外人が日本語を話す時、「ワタァ~シハァ、アメェリカカラキタ、ジョンデェス」のように英語訛りの日本語を話しているのと、「わたしはアメリカから来たジョンです」と正しい日本語で発音されたのと、どちらが安心して聞けるでしょうか。答えはもちろん後者ですよね。
4.ネイティブとの壁が低くなる
3の項目とやや被りますが、正しい発音で話すとネイティブとの壁がぐんと低くなります。同じ英語で話す仲間と感じてもらえます。また、自分の英語がネイティブの英語に近づくため、英語を話す時の違和感が薄くなっていきます。海外に住む、仕事で長い時間ネイティブと過ごす等の場合は、積極的に発音をきちんと学ぶことをお勧めします。初対面での打ち解け方などが違ってきますよ!
5.英語を話すのが楽しくなる
「自分の英語は通じている」という自信が持てることと、相手に聞き返されないという心理的開放感から、英語をどんどん話すようになります。自分から、積極的に英語を話す機会をつくるようになります。英語は口から出した分だけ身につくので、話せば話すほど体験として身につきます。
まとめ
外国人が日本語を習う時に50音が必須なのと同じで、英語を習うのにも文法だけでなく発音も必要です。発音を学ぶことで、「音から英語を覚える」ことができるようになり、英語吸収力が上がります。また、英語が話すことに積極的になるなど心理的に大きなメリットがあります。