カタカナ発音から脱却する黄金ルール

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ナチュラルで英語らしい英語で話してみたくありませんか?

もちろん発音そのものは間違っていてはいけないのですが、それができていたとしても、何となく日本語っぽくなってしまって悩んでいる人は多いのではないかと思います。

そんな人は、まず次のルールをしっかり覚えましょう!

その1:単語は必ずアクセントを明確につけて読む
その2:アクセントのない部分は、あえて母音を発音しようとしない
その3:アクセントがない部分であっても、二重母音で読むところは弱くしない

ちょっとややこしく感じるかもしれませんが、ひとつひとつ見ていきましょう。

ルールその1:単語は必ずアクセントを明確につけて読む

これは明確な英語を話す上で、とても重要なことです。これができるようになれば、次のルールも自然にできるようになります。
ある程度英語が話せる方でも、アクセントの位置がわかっていないまま発音している人が結構多いのです。
英語はアクセントの位置によって、どう発音するか変わってきます。

次の文章を読んで下さい。

1. I brought you a present.


2. The president presented him a prize.


3. In this presentation, I’ll talk about our campaign.

1のpresentは名詞としての「プレゼント」なので、最初のeにアクセントがあります。
のっぺりと「プレゼント」と読むと英語らしくなりません。しっかりと先頭の”pre“に強勢をつけましょう。
強勢をつけるとき、音程も若干上げるようにしましょう。
音程が上がらないと、平坦な感じになってしまい、英語らしさが欠けます。

2のpresentedは動詞としてのpresentなので、後ろの”sent“にアクセントがあります。

3のpresentationでは、”tation”のaにアクセントがあります。
「ぷれぜんてーしょん」とのっぺり発音しないようにしましょう。

ルールその2:アクセントのない部分は、あえて母音を発音しようとしない

present (名詞)
これは先頭にアクセントがありました。ですのでpreのeはアゴを開けてはっきりと「エ」と発音し
次のsentは、エという母音を入れずに、「ズント」のような感じで”znt”と発音しましょう。

present (動詞)
こちらは後ろにアクセントがありましたので、最初のpreのeで母音をはっきり発音せず、口を開けないことがポイントです。
“pre”という発音を、口を開けないで発音する、というのが一番近いと思います。
後ろの”sent”ではしっかり口を開けて「ゼント」のように”zent”と発音します。
何となく「パゼント」のような感じになります。

presentation
こちらは厳密にはpresentationとなり、ひとつめの音節はやや強く、二番目の音節はとても弱く、3番目が一番強く、4番目もとても弱く、ということになります。
ポイントは、アクセントのない2番目と4番目の母音を発音しようとしないことです。

ですからpre-zn-tei-shnのようになるのが正しいということになります。
この「アクセントのない母音をあえて読まないようにする」のは、pres●ntati●nのように、アクセントの無い部分を(母音を)黒丸で塗りつぶすと良いです。
昔私もそのようにして、母音を小さくしました。

ルールその3:アクセントがない部分であっても、二重母音で読むところは弱くしない

elevatorという単語はどこにアクセントがあるでしょうか。
最初のeですね。ですからここははっきりと「エ」と口を開けて発音しなければなりません。
2番めのeはアクセントがないので、「エレ」とは発音できません。
el● のように、エを発音しないで口を閉じると何となく「エル」のようになりますが、それで良いです。

vaもアクセントはありません。しかしel●v●t●rではなく、実際はel●veit●rと真ん中の「エイ」をはっきり発音しなければなりません。
これは二重母音だからです。二重母音で読むところは予め決まっており、弱くすることはできません。
ですからこの3番目のルールは、例外処理ということになります。

まとめ

1. 単語にはしっかりアクセントをつける!
2. アクセントの無い母音は黒丸で塗りつぶして、読まない!
3. アクセントがなくても、二重母音は弱くしない

これであなたも英語らしい英語の発音になりますよ^^

これらのアクセントのルールや、母音の読み方については、『英語発音バイブル 母音編』に詳しく説明してあります。しっかり学びたい方は見てみてくださいね。

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