意外とわかっていないbe動詞と一般動詞の違い

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be動詞と一般動詞?それって中学生の一番最初で習うやつでしょ、もちろんわかってるよ!と思う人は多いと思います。
しかしその一方で、「私はIT企業に勤めています」という文章を「I’m work for an IT company.」などと言ってしまう人も多いのです。もっと言えば、be動詞を、「日本語の「私」の「は」に当たると思っている人が多いのです。(昔の私です 笑) だから、「私は働いている」という文章で「I’m work」という英語になってしまうのです。

え、違うの?と思った方は要注意です。以前の記事でも書いている通り、動詞は文章のコアで大事なものなので、ここは間違えてはいけないところです。しっかり覚えましょう。

be動詞とは

be動詞には、3つの意味があるということを覚えましょう。
1.存在する、居る
2.~な状態である
3.イコールである

1の存在する、居る、というのは「Your cell phone is on the table.」などの文章です。この場合のisは存在する、という意味です。同じように「I’m at a Starbucks.」のamは、スタバに「居る」という意味で使っています。

2の~な状態である、というのは「I am sick.」「You are beautiful.」などの文章で、am、areは そういう状態だ、という意味で使われています。状態なので、動作に動きがありません。

3のイコールである、というのは「He is my brother.」「I’m a doctor.」などの文章で、is と am は主語と目的語(Heとbrother)がイコールである、という意味で使っています。

どのbe動詞も、アクションを伴わず、静的なことがらを表すのに使います。

一般動詞とは

一般動詞は、be動詞と違い、何らかのアクションを伴う動詞です。誰かが何かを「する」動詞だと考えましょう。

He goes to Tokyo University. (彼は東京大学に行っています=東京大学の生徒です)
I spent 20,000 yen on my shoes.(私は靴に2万円使ってしまった)
She surprised me with a birthday cake.(彼女は誕生日のケーキで私を驚かせた=彼女が私に誕生日ケーキを用意してくれてビックリしたよ)

英語は、ひとつの文章で基本的にひとつの動詞しか使えません。ですから、「I’m work for …」のようにbe動詞と一般動詞を一緒に使わないように気をつけましょう。(受動態と言われる受け身の形は、be動詞+過去分詞ですので、動詞はbe動詞であり、動詞が2つあるわけではありません)

英語で話す時、今から話す文はbe動詞の文か、一般動詞の文かを考えましょう。「状態」を表す文、及び静的な文はbe動詞、動作を伴うアクションを表す場合は一般動詞です。
練習問題
次の文章を英語で言ってみましょう。それはbe動詞の文でしょうか、一般動詞の文でしょうか。

1.彼はとても親切だよ。
2.その会議は水曜日にあるよ。
3.(私は)新しい携帯買ったよ。
4.私は今渋谷にいるよ。
5.僕は彼女と別れたよ。
6.彼はコンピュータに詳しいよ。(familiar)
7.(あなたの)そのネクタイ、スーツに合うね。
8.テレビがついてる。
9.(僕は)彼女に花を送ったんだ。
10.遅くなってしまったので、家に急いだ。

1.He is kind. (He’s kind.) 親切であるという「状態」なのでbe動詞。
2.The meeting is on Wednesday. 水曜日にある、ということでbe動詞。
3.I bought a new cell phone. 買った、というアクションなので一般動詞
4.I’m in Shibuya. 居る、ということでbe動詞。
5.I broke up with her. 別れた、というアクションなので一般動詞。
6.He is familiar with computers. 精通している「状態」(familiarは形容詞)なのでbe動詞。
7.Your tie goes with your suit. 「合う」というのは日本語では「合っている」のように形容詞的に言いますが、英語ではgo with(モノ)という一般動詞です。
8.The TV is on. onだけで「点いている、作動している」という意味なので、点いている状態だ、ということでbe動詞。
9.I sent her some flowers. 送った、というアクションなので一般動詞。目的語の他に、誰に、という人がある場合は「動詞+人+目的語」の順番のほうが一般的です。(I sent some flower to her よりも上記の方が英語的です)
10.I was late, so I hurried home. 前半の文章は 遅れている「状態」なのでbe動詞、後半は「急いでどこかへ行く」というアクションなので一般動詞。何となくI was hurried to home.などと書いてしまった人もいるのではないでしょうか。homeの前にはtoは必要ありません。

まとめ

英文を言う時は、「である系(be動詞)」の文なのか、「やる系(一般動詞)」の文なのかを明確にしましょう。これは、疑問文や否定文にする時にとても重要になります。また、動詞は1つだけであること、be動詞と一般動詞を一緒に使わないことに注意しましょう。次回は、同じbe動詞でも、現在進行形と受動態について解説します^^

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