スピーキングのための練習のコツ

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スピーキングは、ほとんどの人が一番何とかしたいと思っている部分だと思います。学校英語の延長で、テキストで「勉強」する方法ではいつまで経っても話せるようにはなりません。本当に話せるようになる練習方法をお伝えします。

スピーキングができるようになるためには、文章をとにかく口から出すことです。英語は「勉強」するものではなく、「実践」して覚えていくものです。英語の知識をつけることと、それを口から出せることは別のことです。野球が上手くなりたいのに、野球の本を読んでも上手くはならないのと同じことですね。

1.1日10分、必ず音読すべし

自宅でぶつぶつと音読するのは気恥ずかしいと思うかもしれませんが、これをやらなければ絶対に話せるようにはなりません。上にも書いた通り、テキストを目で追うのと口に出すのとでは全く覚え方が異なるのです。音読した場合、頭で文章を覚え、同時に口に音を覚えさせることができ、さらに音読した音をもう一度耳で聞くという作業が一度にできるので、書くだけの勉強よりもはるかに効果的です。野球で打てるようになりたかったら何本もノックするしかありません。英語も同じことです。あまり難しく考えず、「とにかく読む」ことを心がけましょう。また、音読の際は小声でなく、きちんと話す大きさで読みましょう。

2.教材はニュースなどでなく、口語文で一続きの会話になっているものにすべし

教材は、2人以上で話されている会話形式のものにしましょう。何故ならニュースやスピーチ、朗読などは、実際に会話で使われる英語とは少し違うからです。日本語でも、会話のやりとりと、新聞やスピーチなどでは表現が違いますよね。また、有用な表現ばかりを集めた「表現集」のような本も良く見かけますが、あまりお勧めしません。それらは会話の流れの中で使われるもので、単体で覚えようとしてもなかなか覚えられない(使えない)ことがほとんどだからです。ひとつづきのダイアログの中に、有用な表現がたくさん散りばめられているものがベストです。市販で購入できる教材としては、「どらえもん」の英語版がお勧めです。セリフも短く、いつも使う表現がたくさん覚えられます。ビジネスマンで、中級以上の方なら、「社長 島耕作」はビジネスでよく使う単語や表現が覚えられて良いですよ。

3.なるべく1文が長すぎないものにすべし

テキストを購入する場合は、1文が長すぎないものにしましょう。ネイティブはそれほど長い文章を話しているわけではありません。ほとんどは簡単な短い文章か、それらを繋ぎあわせているだけです。チラッと文章を見て、覚えられるくらいの文の長さのものにしましょう。

4.なめらかに読むべし

リンキングを意識し、なめらかに読むようにしましょう。リンキングのルールがわからない場合は、次の2つのルールだけを覚えましょう。

-「子音(aiueo以外)の後に母音(aiueo)がきたら、くっつく」

-「t の後に母音(aiueo)が来たら d に変わる」

例えば、”Don’t take it out on me”(私に当たらないでよ)は、Don’t take_it_out_on me となり、ドン(ト)  テイキダウドン ミー のように発音されます。注意してほしいのは、takeのeは、実際には発音しておらず、発音上はkで終わっており、次の単語がitですので、「子音+母音」のルールに当てはまります。次のitout では、t が dに変わって「ダウト」のように発音されます。次のout on~もtがdに変わるので、最終的に「ダウドンミー」のようになります。このように音をつなげて読む練習を続けると、ネイティブの英語がだんだん理解できるようになっていきます。

5.簡単な文章を「すぐ言える」ことが大事

英語は会話ですから、何か聞かれてその答えに「う~んと・・・」などと考えているヒマはありません。学校英語では、30秒後に正解を思い出したとしてもOKですが、会話ではすぐに返答をしなければなりません。そのためには、長い文章を丸暗記するのではなく、短い文章をたくさん覚えるほうが効果的です。始めのうちは市販のテキストなどを購入しても良いですが、たくさん覚える必要がありますので少し慣れたらドラマや映画のスクリプト(transcriptで検索すると出てきます)を積極的に利用しましょう。

 

まとめ

スピーキング力を上げたいのなら、1日10分音読しましょう。なるべく口語文で、できるだけたくさん読むようにしましょう。その際、できるだけくっつく音、変わる音を意識して読みましょう。1年後には必ずスピーキング力が上がったことが実感できますよ!

 

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